青森ねぶた祭り旅行 5日目 盛岡~青森
記事の最初の文に何を書けばいいのかいつも悩みます。
さらっと読んでしまうようで大事な部分である気もしますが、そもそも誰も見ていない。
5日目は盛岡のキャンプ場から。
僕らが来た時には真っ暗でどこか分からなかったんですが、下の写真の小屋の左奥がキャンプ場で僕らは駐車場にテントを張っていました。
ただ暗いときは下手に芝生のところに入っていくと、寝るところに石があったり、傾斜になってたり、思ったよりも汚いところだったりするので平らなアスファルトのほうにテントを張って正解でした。
しかも入り口の地面にはかなりの凹凸や穴があったので、僕はともかくKのバイクでは入っていくとこけてしまう可能性もある道でした。
しょっちゅう道の駅にテントを張っている経験がここで生きたようです。
この日から先に起きた方がモーニングコーヒーを淹れるという役割が発生しました。
といってもお湯を沸かすだけなんですが。
東北で山の中なので朝晩は少し涼しくなるんですが、やっぱり7時ぐらいになって日が出てくると暑くて自然と目がさめてしまいます。
正確には6時半に一度目がさめて、まだいける・・・と思って寝るけど7時で限界を迎えるというのが僕とKの共通見解でした。
コーヒーを飲んでパンを食べてマッタリとします。
寝起きから動く気にはあまりなれないのですが、朝は本当に早く撤収しないとテント内がサウナになってしまうので地獄です。
本当に片付けてるだけで玉のように汗をかいてくるんですよ。
エアマットや衣類を片付けるだけなんですけど、その10分ちょっとが命とりになる。
結局汗をかきながら荷物を片付けます。
昨日は暗くて全く分からなかったんですが、このキャンプ場は岩手山のふもとに位置しているみたいです。
少し行くと昔噴火した時の溶岩が大量に広がっていました。
見渡す限りの溶岩です。
そんなものよりお風呂に入りたくて仕方なかったんですけどね。
僕が溶岩が広がってたと言って、Kがそれを見に行ってる間にキャンプ場の係りのお兄さんとおじさんに話しかけられました。
どうもこの辺りには八幡平というところにアスピーテラインとかきれいな道がどうのこうの・・・まあビーナスラインみたいなのが色々あるんですよ。
地元の方に色々とオススメを教えてもらってありがたいです。
まあ行かないんですけどね。
ってか青森に行くのにかなり道反れるし・・・今日には青森行ってねぶた祭りが見てえってのに・・・とは言いませんが。
ただ少しルートを変えるだけで走れる道も二つほどあったので、そちらはルートに組み込んでいくことにしました。
パンフレットも3つももらっちゃったしね。
ってかバイク旅行してても本当におっさん以外と話すこと無いな。
その後はキャンプ場に併設されている温泉まで行って開店を待ちます。
駐車場でお互いのバイクに乗って遊んでは、やっぱ自分のバイクが一番だなと・・・。
体格的には逆の方が合ってそうなんですけどね。
僕のバイクももう日本中を駆け回った相棒なんで、大破でもしない限り手放せそうにはありません。
色々と写真を撮ったりして時間をつぶします。
10時になりようやくお風呂が開いたので入ります。
僕は朝風呂派なのでお風呂に入らないと走り出す気になりません。
特に開店してすぐは人も少ないのでゆっくりと露天風呂に入ったりできて最高ですね。
今までで一番良かったのは広島で入った海の見えるお風呂で、お湯がほんのり塩っぽくて、出発して2日目ということもあって旅行気分が高まって気持ちのいいお風呂でした。
お風呂から上がったらお土産コーナーを見てアイスを買い、僕は熊よけの鈴も買いました。
帰りのSAで撮ったんですが、熊よけの鈴とコップをぶら下げて走ってます。
特に登山はしないんで必要無いんですが、熊よけの鈴やとかコップとかがカバンについてるとキャンプ玄人感が増してよくないですか?
よくないですか。
お風呂から上がると青森へ向けて出発します。
なんとかラインを通ってきれいな景色を見て282号線に出るんですが、途中で道に迷ってしまいます。
さっきまでは「おおおおきれええええええ!!」とはしゃいでいたのに、もうお互いの罵倒が始まります。
俺「この道で合ってるんですか」
K「じゃあ自分が前走りなさいよ」
俺「僕はナビを設定してないんですねえ」
K「僕もナビなんて設定してませんよ」
俺「無能」
K「なに?」
なんとか282号線に出てまっすぐ走ります。
途中の休憩によったローソンで岩手山が見えたので撮影大会です。
昨日の虫ローソンとはうってかわって今までで一番景色のきれいなローソンでしたね。
奥にうっすらとしか見えないんですけどね。
朝はふもとにいたのに、走り出すと早いもんです。
そしてまた走り出すとKがガソリンをそろそろ・・・としきりに言います。
僕が1回の給油で300kmは走れるのに対して、Kのバイクは100kmちょっとです。
これだからリッターSSってやつは・・・。
と言っていると道の駅とガソリンスタンドがあったので昼食がてら休憩します。
場所は秋田県鹿角市、知らぬ間に秋田県に入っていたようで真夏にも関わらずきりたんぽ定食を頼みます。
書くの2回目だけど、「定食」の誤変換で「定職」になるの本当にやめて。
この白飛びしちゃってるのがきりたんぽとか言うやつです。
まあ道の駅なんでね、そんなに味に期待はしてないですよ。
でも鹿角はきりたんぽ発祥の地!!!とか書いてるから多少は期待したんですけどね。
まあきりたんぽ食うために秋田に来るってことは無いな。
昨日の盛岡冷麺は美味しかったんですけどねえ。
秋田の傘燈祭りっていうのも見てみたいので、きりたんぽの評価は来年に持ち越しですかね。
その後は7号線を走って青森へ走ります。
山を抜けて、海が見えて・・・「海だああああああジャカジャン!!」という水曜どうでしょうの鉄板ネタをやった後はねぶた祭りの特設サマーキャンプ場へと行きます。
このサマーキャンプ場には日本全国からねぶた祭りを見に、跳びに来た人たちであふれていました。
僕らも端っこにいそいそとテントを張り、初日はねぶた祭りを見ようということで用意します。
テントを張って用意が終わるとハネトとして跳ぶ人たちの全体ミーティングがあるということで、聞きにいきました。
まあ細々と注意事項はありましたが、「いくぞ野郎どもおおおおおお」というかけ声のためのミーティングでした。
実際には女性ライダーもたくさん参加されてますが。
僕らはライダーたちを見送った後、コインランドリーに行って洗濯をして、コンビニで夜食を買ってからタクシーで会場に向かいました。
だって歩くのしんどいし・・・。
そんなわけでねぶた祭りです。
もちろんオフィシャルの手ぬぐいを探しながらです。
熊本、僕が行った少し後に地震があって心配です。
自分が行ったことのあるところだとやっぱり他人事のような気がしなくて。
ハネトですが、なんというか・・・青春です。
笑顔がまぶしい。
細かいところまでしっかり作りこまれていて、色もきれいなのにおどろおどろしい感じもあって。
こちら最後のが青森県板金工業組合の作品。
ここが僕らハネトライダーを受け入れてくれる組合です。
板金工業組合が無ければ僕らライダーは参加するのが難しくなるので、本当にありがたいですね。
ビールを片手にねぶた祭りを楽しんだ僕らは、結局手ぬぐいも見つからなかったのでお寿司を食べに行きました。
旅行中で三度目のお寿司です。
日本では北に行けば行くほど海鮮が美味しくなる気がします。
金沢で食べたのどぐろは口の中でとけるし、石巻で食べたホヤなんかビールのアテにいくらでも食べられるし、青森ではやっぱりマグロが美味しい。
将来は魚が美味しいところに住みたいなあ。
お寿司とビールで満足した僕らはキャンプ場へとまたタクシーで帰りました。
買ってきた夜食もそこそこに、僕らは床につきました。
6日目はとうとう旅の目的であるハネト参戦です。