違和感を吐き出せるように

おかしいな、と思うことを口にすると周りから煙たがれるので。

青森ねぶた祭り旅行 7日目 青森~仙台

ようやくハネトとして跳んだ翌日は、ものすごいだるさの中で目が覚めました。

まだ寝たい・・・寝たいけど暑い・・・とテントからズルズルと出ます。

 

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Kはもう起きて衣装の洗濯をして干しているところでした。

前にも一度貼ったこの写真です。

僕は何も言わずにコーヒーを沸かします。

もはや飲みたいかどうかは関係なく、ただただキャンプを味わうためだけにコーヒーを飲んでいるような気すらしてきます。

 

昨日と同じようにコーヒーを飲みながら予定を考えていたんですが、この日はなかなかまとまりませんでした。

僕とKで侃々諤々の議論が始まります。

問題はこの日の夜に行われるねぶたの海上運航と花火を見たあと仙台まで帰るか、それとも次の日の朝に帰るかでした。

仙台でも七夕祭りをやっているので、東北の祭りの手ぬぐいを集めてるKは先に帰っておいて万全の状態で祭りに向かいたいと。

僕は体力的にもしんどいし、祭りの後は渋滞が予想されるので次の日の朝にしようと。

 

協議の結果、花火を見たらすぐに高速で帰るということで話しはまとまりました。

この判断が後々にジワジワと響くことになります。

 

とりあえず帰るのであれば、花火が見えるところまでバイクに荷物を積んで移動しようかということになりましたが、Kは朝から衣装を干したところです。

いくら真夏の晴天で、薄手の浴衣とはいえそんなすぐには全部乾きません。

 

ホットコーヒーにウンザリしてきた僕らは近くのスーパーに買い物に行くことにしました。

Kは未だにねぶた祭りの「オフィシャルの手ぬぐい」が手に入ってないのでスーパーですら探しています。

僕は併設されている本屋でツーリングマップル東北版を買いました。

これも行った地方の分は関東以外買っているので、ある意味コレクションみたいなもんですね。

実際にこれを見てどこかに行くことはほとんど無いんですが、見てると旅行気分が上がります。

 

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スーパーで飲み物と氷をもらってきて、袋で冷やして飲みながら片付けをはじめます。

すでにテントはサウナになっているので、片付ける順番と着替えるタイミングなどを考えながら動きます。

服は基本的に圧縮袋に入れてるので本当は最初に着替えれば早いんですが、それだと片づけが終わる時には汗だくになっています。

どうせ汗だくになるとはいえ、できるだけなんとか持ちこたえたい・・・。

なんとか片付けを終え、テントとタープを畳みバイクに全てを積み込みます。

 

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サマーキャンプ場、大変お世話になりました。

最後に周りのゴミを拾って掃除をしてからキャンプ場を出ます。

来たときよりもきれいにが基本ですからね。

 

朝に予定を話した時にもどうするか話し合ったのですが、バイクをどこに停めておくのかということです。

僕はハネトをした時に停めた港の方の臨時駐車場にしようと言ったのですが、Kは手ぬぐいのことやお風呂のこともあるので市中の駐車場にしようと言います。

それに僕はそこまでひどくなかったのですが、Kは筋肉痛で足が痛いというので。

じゃあ市中にしようか・・・ということにしたのですが、車は停めれても荷物満載のバイクが長時間停められそうな場所が見当たりません。

挙句の果てには「女性専用駐車場」とかいうフェミニストも真っ青の謎の駐車場に行き着いたところで心が折れます。

諦めて港の方に停めようということでまた港まで逆戻りします。

 

僕とKは色々と言い合ってKに合わせるということが多いのですが、結局は僕の言った方になるということも多くて、ある意味それでバランスが取れているのかなと思います。

お互いに頑固なのですが、よっぽどこだわりが無ければ大体めんどくさがりの僕が折れるのも高校の頃からのつき合いなので見透かされているような気もします。

 

青森港の近くに戻ってアスパムという建物の駐車場にバイクを停めます。

アスパムは三角形の変わった建物なんですが、フリーメイソンっぽいです。

僕はアスパムはハロワがあるから嫌だと言ったんですが、ニートに選択権は無く・・・まずは中でお土産を買いました。

「生まれて墨ませんべい」を両親に買ってみたり、「跳豚」と書かれたTシャツを旅行中に猫の面倒見てくれてる友達に買ったり。

その後は青森らしいものということでアップルパイを買い食いしてバイクに荷物を積みました。

 

その後は手ぬぐい探しとお風呂です。

極楽湯までは遠いので少し近めの銭湯に炎天下のなか歩いて行きました。

 

お風呂に入って、浴室の入り口横にある地図を見ながら体を拭いているとおっちゃんに話しかけられました。

今いるところはどこだとか、海上運航までは遠いのかとか・・・僕は地元の人間じゃないですよ・・・。

横には他の人もKもいるのに、なぜ僕ばかりおっちゃんを引き寄せるのか謎です。

 

お風呂に入った後は外が暑くてしんどいので待合室で少し寝て休憩します。

テレビでは甲子園で若い子らが頑張っているのを、青森限定のリンゴジュースを飲みながら聞きます。

 

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まあ、味は普通なんですけどね。

やっぱりこいうのは搾りたてすぐじゃないとねえ。

 

お風呂から出た後も手ぬぐいとお昼ご飯のお店を探してウロウロと歩き回ります。

どのお店もピンと来ないし、手ぬぐいもオフィシャルの手ぬぐいとなるとどれなのか分からないし・・・と歩き続けます。

ねぶたの家 ワ・ラッセという建物の周りに屋台が出ていたので、そこで各自別れて自分の食べたいものを買ってきて机に戻ります。

Kもそこで売っている手ぬぐいで諦めたようでした。

 

少し遅い屋台のご飯を食べた後は花火会場の方へと移動です。

が、まさかの海側は全て有料で、ねぶたの海上運航もかなり遠くにしか見えません。

僕らは学習しました。

花火はキャンプ場でビールでも飲みながらゆっくり見るべきだったと。

 

まあ今さら言っても仕方ありません。

何事も裏目に出ることはあります。

仕方ないのでセメントのプラント工場の近くで見ましたが、人が少なかったのでそれはそれで良かったです。

 

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遠い・・・。

 

あ、花火は微妙でした。

ってか大阪にいるとPL花火大会があるので花火のハードルが上がっちゃうんですよね。

 

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風も無いので終始煙がかかっちゃてるし、花火はやっぱりキャンプ場で打ち上げのBBQでもしながらついでに見るのが良さそうですね。

あまりにも花火撮ってても仕方ない感じなんで全く関係の無いものを撮ったり。

 

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僕が写真撮ってる間にKは隣のおばちゃんにおにぎりもらってました。

なるほど、Kはおばちゃんで俺はおっちゃんかと・・・。

 

で、そろそろ花火が終わる・・・となって僕とKは急いでバイクへと戻ります。

この車社会の青森で渋滞が始まる前に高速に乗ってしまわないと地獄を見るのは明らかです。

戻るとバイクの周りは大量の自転車に包囲されていました。

こいつら・・・と思いつつ急いで自転車を移動しバイクを出します。

高速の手前でガソリンを入れてさあ仙台へ!!!

 

・・・とならないのがバイクです。

お土産を積むためにカバンの大きさを拡張(僕らはトランスフォームだ!!と言ってましたが)したのですが、どうもバランスが悪いらしく斜めになってます。

最初のPAで停まって荷物を整えて高速を走ります。

 

途中のSAで大阪から来た人と話して、晩御飯を食べてとしますが・・・眠い。

晩御飯にラーメンを食べたあと少しウトウトし始めます。

Kは完全に机に突っ伏して寝始めました。

やっぱりキャンプ場で花火を見て翌朝帰ればよかった・・・と思いますが文字通り後の祭り、睡魔にやられていきます。

 

次に僕らが目を覚ますのは、食堂の時計が5時を過ぎた頃になるのでした・・・。

 

 

8日目は仙台に帰って七夕祭りです。

ここからまた僕の雨男が本領発揮します。