違和感を吐き出せるように

おかしいな、と思うことを口にすると周りから煙たがれるので。

僕が見てきた建設業

 昨日ツイッターで「提出」という言葉を見てドキッとしてしまいました。

前職では常に提出日に追われていたので、その時の記憶が少し甦って嫌な気持ちに。

 

このブログを書いてもうすぐ1年。

一番初めの記事で僕の以前の仕事についてざっくりと書きましたが、正直これでは書き足らない。

あちこちで建築関係はひどいと何度も言っていますが、もっと具体的に良いところも悪いところも書いてみようと思いました。

 

僕が実際に働いてきた会社、僕の身近な知り合いが働いている・いた会社について書いて、もし建築関係の仕事に就きたいと思う人がいたら一度見てもらいたいと思います。

 

 

 

0社目 D設計事務所 インターンシップ

 

0社目としたのは、これは僕がまだ工業高校建築科3年生の就活が始まる頃の話しだからです。

僕はその頃京都の町屋の再生に興味があって、就職もそういうことをしている設計事務所にいきたいと思っていました。

直接訪問して就職させてほしいと申し出て、基本的に大学生で英語が堪能な人しかとらないのでインターンならと言われました。

最終的には内定を頂き、リーマンショックにより内定取り消しとなりましたが、それまでの過程は学生には厳しいものでした。

 

まず毎週末休みは現場のお手伝い。

現場ではずっと掃除、片付け、掃除、片付け・・・。

テスト期間中は午前中でテストが終わるとそのまま現場に行って、作業して帰ってきたら勉強してまたテストを受けてと、よく卒業できたと思います。

そこはまだいいけど、インターンの条件として昼食代と交通費は出すよって話しだったのですが・・・最初の数回だけで後は全く出ない!

平日は学校に行って終わるとバイトに行き週末は現場の生活を、半年ぐらい続けました。

 

結局そこで働くことは叶わなかったのですが、そこでの仕事は素晴らしいものだったと思うし、自分が携わった仕事に誇りが持てる素晴らしい建築でした。

 

 

 

1社目 A建設

 

上記の会社での内定取り消しがあったのは2月の末、もう卒業式を控えたころでした。

急いで高校の求人票を見て面接を受けます。

僕は元々ぜんそく持ちなので現場仕事は避けていたんですが、インターンで現場に出ないと何も分からない・知らないことだらけだと痛感したので現場監督の会社にしました。

 

入社したA建設でも始めは掃除と片付けからでした。

それに現場での工程写真が増えましたが、それ以外に何をすればいいのかが分かりません。

「何をすればいいですか」と先輩に聞いても現場に出ておけと言われるので、ひたすら現場の掃除、写真、後は職人さんの手伝いをして、現場が終わって事務所に帰ると書類整理と工事写真をまとめていました。

入社して1ヶ月ほどでしょうか。

「お前には新人らしいがむしゃらにやってやろうというやる気が足りない」

と1時間ほど怒られました。

何をすればいいのか教えてもらえない中で、自分が分かることは頑張っていたつもりでしたが、なぜ怒られたのか良く分からないままでした。

 

その後も夏休みの工事では毎日朝7時から23時ぐらいまで、2ヶ月休み無しで働き続けました。

上司に看板について確認しようとして

僕「Hさんすいませんちょっと教えて欲しいんですけど」

Hさん「お前誰に向かって口聞いとんねん」

と怒られたのを思い出します。

 

その後も打ち上げ帰りに駅で、先輩がHさんに怒られていてその少し後ろにいると

「お前なに笑ってんねん」

と言われながら思いっきり殴られたこともありました。

もちろん誰かが怒られているのを横で笑って見ているような人間ではないし、理不尽さを感じながら先輩と鼻血を手で押さえて電車で帰ったのを覚えています。

 

あとは僕の同期がNさんと一緒に仕事をしていて、あまりに怒られすぎて

「お前のすみませんはもう聞き飽きたから黙ってろ」

と言われて「申し訳ありません」しか言えなくなっていたのを、僕は横で黙って聞いていることしかできませんでした。

同期はCADで図面を書くのに元になる図面をもらえずゼロから書かされていて、僕は黙って見ていた罪悪感から、上司のパソコンから元データをコピーしてきて二人で徹夜で仕上げたりしていました。

僕は色々と怒られつつもなんとかHさん、Nさんに気に入られていきましたが、同期は少し要領が悪いというか不器用なところがあったので、見ていてつらかったです。

彼はその数日後「もう辞める」と言って夜中に突然退職届を書き始めたので、僕は彼の荷物を片付けて、こっそり辞める手伝いをしました。

 

段々と仕事には慣れていきましたが、全く自分の時間の持てない生活が続きました。

土日も関係なく、22時頃で帰れれば嬉しいと思うほどで、それだけ仕事詰めなのに、金銭的には厳しい状態が続いていました。

まず残業が毎月100時間以上あるのに残業代が出ません。

それに車が無いといけない現場も多いのに、上司は会社支給のETCで僕らは電車の定期代しかもらえません。

毎日大阪から滋賀県まで高速で通勤することになった時には、交通費だけで給料がどんどん無くなっていきました。

 

自分一人で現場が回せるようになった頃、友達からうちの会社に来ないかと誘われて辞めることにしました。

現場の工程管理などについては一人でできるようになったのに、見積もりなどのお金に関しては全くやらせてもらえなくて不満でしたが、去年上司だったHさんとNさんが現場のお金を何千万と使い込んでいたのが会社にバレてクビになったと聞きました。

 

 

 

2社目 K積算事務所

 

もう多いので、積算事務所と職人についてはまた次の機会に。

 

やる気が無いと言われても。

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猫よりもやる気が無い僕ですが、先日気になるツイートがあったので色々と思うところがあり、こちらに書いておくことにしました。

あくまで自己分析的な要素が強く、他の人が決して理解し共感できるような内容では無いし、自身の思考をまとめきれてもいない散文ではありますが。

 

 

 

「やる気」と言われるものについて

 

 

 

 

 

僕は今まで就職していた会社で、よく「やる気が無い」と上の人から怒られました。

今でこそ「働くのにやる気なんて出るわけないだろ!」と声を大にして言えますが、少なくとも新卒で入社した当初なんてのは結構「頑張ってやってやろう」と思って仕事はしていたんですよ。

実務がそれに伴っていたかどうかは別として、気持ちにおいては。

 

しかし仕事すれど仕事すれど「やる気が無い」と、次の会社に転職をしても同じようなことを言われます。

 

「新人らしく頑張ってやってやろうって気持ちは無いのか」

「お前は何をしていてもだるそうでやる気が無さそうに見える」

「やる気が無いなら辞めてまえ」

などなど・・・

 

僕が正社員として働いている間に、「やる気」で怒られた回数は数え知れません。

 

 

 

やる気の正体とは

 

「やる気」の正体は「快感への渇望」です。過去に味わった「出来た!という達成感」や「誰かから褒められた、喜ばれた嬉しさ」で出来ています。

 

このやる気の正体が科学的に証明されたものなのか、また実際に世間で言われているものなのか真偽については不明です。

しかし仮に事実なのだとしたら、僕はこのどちらの渇望も持っていないと言えます。

全く持っていないとは言いませんが、割合としてはかなり低い。

 

1.「出来た!という達成感」について。

自分がもっとも「やる気」が出ているであろう遊ぶことについて、子供の頃はレゴブロックやガンプラが好きで、大人になってからもマインクラフトで建物を作ったり、相変わらず何かを作って遊んでいることが多いです。

しかしその一連の遊びにおいてもっとも快感を感じているのは「作っている最中」であって、完成の達成感というのはあまりありません。

レゴブロックでは完成させてはすぐに壊して違うものを作っていたし、ガンプラは完成したら箱に戻して放置、マインクラフトではゲーム内の他ユーザーに作った建物は売ってしまったり。

完成品には全く興味がありません。

むしろ完成というのは快感の喪失でしか無いのです。

 

2.「誰かから褒められた、喜ばれた嬉しさ」

人に褒められたり、喜ばれるというのは大抵が完成した結果に大して行われるものです。

それが社会に出ればなおさら過程よりも結果のみが重視されます。

しかし自分においては完成とは快感の喪失であるし、なによりも完成というものが自分が満足したかどうかの一点にあり、そこに他人の評価が入り込む余地がほとんどありません。

他人の評価が全く自分の「やる気」に対して効果を発揮しないのです。

僕が好むもの、車・バイク・インテリア・カメラ・マインクラフトなどなど・・・全てにおいて、他人に評価されたくてやっているとは言いがたい。

誰々がこう評価しているからこうしよう、という動機が働いたことがありません。

これにおいては普段の友人とのバイクのカスタムに関する会話などで「やる気」について考える以前から感じていたことではあります。

 

 

 

どちらもやる気に繋がらない

 

自分が「やる気」を感じることの結果に対して、他人から良く評価されて悪い気はしませんが、かと言って悪く評価されても特に気にならない。

良くも悪くも他人からの評価や達成感が、行動の原動力とはなっていない。

そして、僕の「やる気」を引き出す快感は他にあるのではと考えました。

 

つまり全ては自分がやりたいかどうか、過程において自分が快感を感じることができるかどうか。

 

ツイートに書かれた「快感への渇望」と、自分自身の望む「快感への渇望」との相違から考えるとそんな気がする。

しかもやる気があるように見せることも下手くそで、他人から見るとすぐに分かってしまうのだろう。

すごく自分勝手で、そして自己中心的な人間なのです。

 

そう考えると仕事において「やる気が無い」と怒っていた人たちはある意味で正しかったと言える。

僕の「やる気」の結果が社会において評価されるレベルではない。

そこが僕が怒られる理由なんだろう。

もし僕が全く他人の評価を気にしないで自由気ままにやっていても、その完成品さえ素晴らしいものであったなら、きっと社会において怒られることは無かったか、もっと回数は少ないものになっていたかも知れない。

 

しかし自分自身の「やる気」について考えた結果が、自分は無能で終わるというのはなんとも悲しい話だ。

 

貧乏ライダーによる「道の駅」キャンプ指南

はい、今日も鬱屈とした一日を過ごしております。

今回は僕がよくテントで泊まっている道の駅について書こうと思います。

量産型アフィサイトみたいな記事出しまくってやるんだ。

 

 

 

1.道の駅に泊まるということについて

 

まず道の駅についてですが、これに関してはここ数年で一気に数が増えたこともあり今さら説明は不要であると思います。

「俺は大都会に住んでるから分からねえわーつれーわー」

という人にも一応説明すると、一般道にあるPA・SAだと思っていただければ分かりやすいと思います。

 

で、まず始めに一番大事なことです。

 

道の駅はキャンプ禁止です!

 

・・・まあ、この記事さっそくアウトやんって話しですが、ここが一番大事。

本来道の駅というのは運転者のための休憩施設なので、仮眠はOKですが宿泊はダメというのが基本スタンスです。

ここを履き違えて好き勝手にやってると、怒られるどころか最終的には警察を呼ばれたりということにもなりかねません。

では車中泊はどうなんだとか、ベンチで寝るだけならば仮眠なのかとか・・・そういう微妙なところがあるので、現在は目に余る行為で無い限りは各施設の好意によって黙認されているというのが実際のところだと思います。

ですがグレーゾーンな行為だということは必ず頭に置いておかねばなりません。

 

ということで前置きで散々ダメだダメだと書きましたが、旅行に行く時にキャンプ場やゲストハウス、ライダーハウスなどに毎回泊まるとなると結構な出費になりますよね。

もしお金には困っていないんだという方は、もちろん上記のような宿泊施設やしっかりした宿を利用されたほうが快適ですし、各種施設もそろっているのでいいと思います。

 

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ゲストハウスのこんな二段ベッドのドミトリーで2500円ほどです。

寝るだけのために・・・と思う方も中にはいるかも知れませんが、雨風の心配も無いし、ベッドは清潔でフカフカだし、なによりエアコンもコンセントもあります。

一緒に泊まっている人との交流も楽しいので、余裕があればこういうところに泊まったほうがいいと思います。

でもお金はあまり無いけど、どうしても「~に行きたい!!!」ってありますよね。

 

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前回のねぶた祭りのハネトライダーが、まさに僕にとってはそうでした。

まだ若い僕が言うのもなんですが、若いうちはたくさん旅をした方がいいと思っています。

僕もニートの間に日本中を見ておきたいと思って全国各地を走っていますが、どうしても旅行のための予算はいつもギリギリです。

というか旅行なんてしてないで現実を見るべきです・・・。

始めはゲストハウスなんかでよくある一泊2000~3000円ぐらいの寝床を探していたんですが、そう都合よく安いところも見つかりませんし、特にバイクや自転車は一日に走れる距離が限られるので、チェックインの時間などが行程においてネックになってくることもあります。

それに一泊2000円でも毎晩のこととなると、僕ら貧乏ライダーにとってはトータルでは結構な出費になりますし、そのお金で現地の美味しいものを食べたり観光したりできますしね。

 

そんな僕ら貧乏ライダーのための道の駅キャンプです。

 

 

 

2.「道の駅」キャンプで必要なもの

 

僕が毎回使う最低限のものがこちらです。

 

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・テント

・マット

・寝袋

・シート(テントの下に敷くもの)

 

この4つがあればとりあえず道の駅でキャンプはできます。

イスは道の駅では一度も使ったこと無いですね。

 

■テント

底がしっかり厚手になっているもので、設営・撤収のしやすいものを。

大きさは実際に使用する人数+1人分余裕のあるサイズにした方が荷物を置けるのでいいと思います。

一番よく使うので、ホームセンターの安物よりは中古でもそれなりにしっかりしたメーカーの物を買った方が長く使えていいです。

後はできるだけ小さいものの方がバイクに積載する際に楽です。

その辺は色んな人がレビューを書いているので、自分のバイクの積載能力に合うものを探せばいいと思います。

僕の使っているテントは中古で4000円ほどでした。

 

■マット

これは寝袋の下に敷くためのマット。

よく銀マットを使っている人がいますが、僕はエアーで膨らむタイプのものを使っています。

銀マットのほうが断然安いし切ってサイズを調整したりできて便利ですし、なによりキャンプしてます感があってロマンなんですが、やっぱり寝心地が全然違います。

こちらも中古で2000円ぐらいで買いました。

 

■寝袋

これが無いと寒い時期は寝れません。

寝袋には保温温度というものがあって寒い時期は予想最低気温+5℃ぐらいの余裕を見ていた方がいいようです。

さすがに真冬に初めてキャンプをしようという人はあまりいないと思いますので、最初は小さめの積載しやすいサイズのものを買って、それから少しずつ冬用のものを考えるといいかと思います。

安いものなら数千円で売っていますので。

 

■シート

これ、意外と見落としがちですが非常に大事です。

テントの下に敷くんですが、キャンプ場でも石や枝などの突起物があったりするのに、ましてやキャンプすることを想定していない道の駅の草地やアスファルトなんて、何が地面にあるか分かったものではありません。

テントを直接設営してしまうとテントの床が最悪破れるという可能性もあるので、それを防ぐために敷きます。

薄いブルーシートではなくて、必ず厚手のものでテントと同サイズかそれ以上の大きさのものを選びましょう。

ホームセンターで1000円ちょっとで売っています。

もう一度言います、敷いたほうがいいです。

 

ここまでおおよそ1万円ほど、4泊ほど安宿に泊まる分で十分に元はとれます。

後はバイクに積むためのカバンやベルト・ネットを買えばOKです。

前回の10泊旅行で、荷物を全部積んでこんな感じです。

 

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後は毎晩テントだとモバイル機器の充電が問題になってくるので、僕はバイクにUSBポートをつけて、それとモバイルバッテリーの併用で充電しています。

 

 

 

3.道の駅でキャンプする時の手順

 

始めに何度も書きましたが、道の駅は原則としてキャンプは禁止です。

施設の人に確認をとって・・・と言う方もいますが、基本的には許可をもらうのは厳しいのではないでしょうか。

ですのでまだ道の駅が営業しているような時間にテントを設営して・・・なんてのは論外なわけです。

 

まず道の駅の営業時間は基本的に9:00~18:00ぐらいまでが多いので、僕はいつも観光して晩御飯を食べてそこから移動して22時~24時ぐらいに道の駅へ行きます。

事前に道中にある道の駅をいくつか調べて(アプリで日本全国の道の駅が分かります)画像検索などで泊まれそうなスペースがあるか調べます。

あまり建物が立派なとこや、大きな国道に面しているところは人や車の往来が多くて落ち着きませんし、逆に寂れすぎているところは色々と怖いのでやめておいた方が無難です。

ほどほどに売店があり、駐車場も広くて、周りが田舎でも都会でもない・・・という道の駅を探します。

 

僕は朝にお風呂に入る派ですが(特に夏場はテントだと結構寝汗をかくので)、夜がいいという人はお風呂に入って時間をつぶしてから行くのもいいかもしれません。

 

道の駅に着いたら静かに入ってまずはバイク置き場にバイクを停めます。

バイクの音がうるさくて車中泊している人や、近隣に住んでる人らに迷惑をかけた挙句テントを見つけて通報されて・・・なんてのは避けたいですからね。

その後はとりあえず荷物を降ろさずにテントが張れそうなところを探します。

あまり見かけませんが、もしデカデカと「キャンプ禁止!!」など看板があれば、大人しく他の道の駅に行きましょう。

そのためにも複数の候補を事前に探しておいたほうがいいです。

 

道の駅の端っこの草むらや木陰、建物の裏手など、利用する人や道路を往来する人の目につかないところを選びます。

あと出入りする車のライトや、街灯に照らされないところというのが結構大事です。

頻繁に照らされるとまず寝れませんし、人に見つかってもいいことは何もありませんから。

 

いい場所を見つけたらできるだけ近くまでバイクを移動させます。

重さがなんとかなるならエンジンをかけずに押していったほうがいいと思います。

 

そしておもむろに荷物を降ろし、さっとシートを敷き、テントを張って、中に荷物を入れれば、そこがあなたの今日の家です。

この作業をできるだけ早く、静かにできるように事前に何度か設営と撤収の練習をしておくと、本番になって組み立て方や片づけで手間取ることがありません。

 

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僕はアパートの屋上で練習してました。

明るいうちに一度設営・撤収してみて、暗くなってからもう一度してみることをオススメします。

特に撤収は他の人たちが起き始める前に急いで片付けるので、一人で効率よくたためる方法を考えておいたほうがいいです。

そして道の駅でのテントの設営が完了したら、長々と翌日の準備や予定の確認はしないで早く寝たほうがいいです。

道の駅キャンプの朝は早いですから。

 

テント泊での朝はよっぽどお寝坊さんじゃない限り、日の出とともに眩しくて目が覚めると思います。

僕は大抵5時~6時ぐらいに眩しさで目が覚めますが、念のため6時に目覚ましのアラームをセットしています。

起きたらまずすることは歯磨きでも、着替えでも、モーニングコーヒーでもありません。

すぐにテントを撤収してキャンプの証拠隠滅です・・・(笑)

テントが絶妙に目立たないところに設営できた時は、ゆっくり着替えてタバコ吸ってから撤収したりもしてますけどね。

その辺は雰囲気を敏感に感じ取って臨機応変に。

キャンプ道具を撤収して、道の駅には必ず24時間開いているトイレがあるので着替えや歯磨きなんかを済ましたら、後はさもツーリングの途中で休憩している雰囲気を出せば完璧です。

 

泊まらしてもらったお礼として時間が合えば朝ごはんを買ったり、お土産を買ったりして最低限お金を使っていくようにするのが、旅人としての最低限のマナーかも知れません。

もちろん撤収した後にゴミが残ってるなんてのは論外ですよ。

来た時よりもきれいには、道の駅であれキャンプ場であれ基本中の基本です。

 

 

 

4.実際に自分が泊まった道の駅

 

僕が道の駅に実際に泊まってみて良かった点や、失敗した点などを書いておくので場所を選ぶ際の参考にしてもらえればと思います。

もしこの記事を見て苦情のコメントが来ても困るので場所は伏せておきますが・・・。

 

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僕が始めて道の駅でテントを張ったところですが、この時は雨が降っていたので急いで設営しました。

シートは本当は雨がテントの下に回ってしまうので、テントと同じサイズにたたんで使うか、切ってしまったほうがいいです。

ここは地面が芝生だったので床は快適でしたが、出入りする車のヘッドライトに照らされるし、横の建物がトイレで誰かが利用するたびに電気がつくので眩しくてなかなか寝れませんでした。

駐車場からも丸見えなので、初めてとしては本当に大失敗のテント泊でしたね。

 

 

 

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ここでは道の駅の端っこの草地は狭すぎるか、すでに車中泊組がいるかだったので建物の裏手に張りました。

地面がアスファルトのところは固そうな気がしますが、マットがあれば芝生と変わらないし間違いなく平らなので選択肢としては悪くないと思います。

ただここでは動植物園が併設されていて、夜中なのに「アオオオオオォォォォォアォアォアォ!!!!」と何かの鳴き声がずっと響いていてすごく怖かったです。

あまりに驚いてしまって駐車場でエンストを起こすぐらいだったので、何かの施設が併設されているところは、これ以降避けるようになりました。

 

 

 

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奥に芝生もありますが、芝生のところだと建物の反対側の道路から丸見えになるので、手前にテントを張りました。

本当にマットさえあれば地面は土や芝生よりも舗装されているほうが寝やすいですし、それにシートが朝露なんかで濡れるのもマシなので結構快適です。

ただ人の目を気にして入り口を後ろに向けてるんですが、理想を言えば風の吹いてくる方を入り口にできれば特に夏場は少し涼しくなります。

ここはSAにつながっているので施設も充実しているし、朝から開いていてお土産も買えるので便利で何度か利用しています。

 

 

 

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少しずつステルス性能が上がっているのが分かるでしょうか。

道の駅の裏手の、木の下にテントを張っています。

ここの道の駅には休憩小屋があったんですが、そこではチャリダーがベンチにそのまま寝ていたのでここにテントを張りました。

同じ貧乏ライダー同士で譲り合いが大事です。

起きたときの景色は良かったのですがバイクを近くまで持ってくることができず、左手の柵の横にあった空き地にバイクを置いたので少し不安でした。

 

 

 

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ここはテントを張るか、移動するかとても迷った道の駅でした。

大通り沿いで夜遅くまでガラの悪そうな人も多いし、前の橋を暴走族が頻繁に通るんです。

もし暴走族に見つかってバイクを壊されたり、身ぐるみはがされて一文無しになったら・・・と不安になりながらテントを張りました。

テントを道路から見えないところに張り、バイクは左の建物の反対側で道路から見えるんですが目をつけられないように祈りました。

画像検索した時はいい感じに見えたのですが、やはり実際に来て見ないと分からないなと痛感しました。

特にお盆前とポケモンGOのコンボで余計に人が多かったのが誤算でしたね。

 

 

 

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番外編として、こちらはもう道の駅じゃなくてただの野宿です。

海沿いを走っているとこういうスペースが時々あるので、そこでテントを張りました。

ただしこういうところではトイレや自販機も無いし、人の目が全く無いので用心も必要です。

また検索しても出てこないので事前に走ってリサーチしておくか、土地勘が無いと暗くなってから探すのでは厳しいです。

道の駅では一応目立たないようにはしますがそれでも少なからず人がいるので、車中泊組との根拠の無い連帯感や安心感があるのですが、こういうところでは完全に一人なので不安がつきまといます。

ですがそれらを考えても、波音を聞きながら寝れるというのは悪くないですよ。

 

 

 

散々と道の駅をオススメしてきましたが、場所や予算が合えばキャンプ場やゲストハウスに泊まるのも快適だし、違った楽しさがあるのでいいですよ。

 

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5.道の駅キャンプとは

 

貧乏ライダーのための道の駅キャンプについて書いてみましたがどうでしょう。

人によってはそんな所に泊まってはいけないという方もいるでしょうし、ここに色々と書いたことは結構制約も多いので、めんどくさいと思う人もいるでしょう。

 

あくまで宿泊費を捻出するお金が無いけど、旅に出たいという人のための参考になればと思い書きました。

100人の旅人がいれば100通りの旅行スタイルがあると思います。

 

旅というのは大なり小なり現地に住んでいる方に迷惑をかけてしまうものだと思うので、結局はどれだけ迷惑を少なくできるかだと思います。

それに旅というのはそれらを考えてもとても魅力的なものだと思いますし、日帰りでも長期でも素晴らしい経験だと思います。

 

少しでも旅人が安全に楽しく旅をすることができたらいいと思います。

もしもご縁があったら、旅先で楽しくお会いしましょう。

 

青森ねぶた祭り旅行 9・10日目 茨城~静岡~大阪

もう最終日は高速で大阪まですっ飛ばしたからまとめますね。

 

 

9日目 茨城~静岡

 

9日目は霞ヶ浦で不安な夜を過ごした所からです。

 

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一応建物の裏手にテントを張ったおかげか、暴走族に見つからずに無事朝を迎えることができました。

不安で仕方なかったのでいつも以上に早起きして荷物を撤収します。

その後はバイクのチェーンがまた伸びてきてたので調整しました。

この前新潟で調整したばっかりのような気がしますが、新潟から約1500kmは走っているのでそんなもんかなと思います。

ちなみに旅行の総走行距離はおおよそ3000kmで、行って帰ってきたらもうオイル交換が必要なレベルの距離です。

 

 

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荷物を積んでみて思いますが、車幅に対して荷物の幅が・・・。

僕のバイクのキャリアはほぼバイクの幅と同じなので、2/3以上はキャリアからはみ出ていて非常にバランスが心配です。

ちなみに旅行から帰ってきてからこの問題を解消するためにホムセン箱を買ったんですが、それはそれで高さが上がって荷物が逆三角形になってしまって難しいもんです。

 

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この日はさくっと都内を抜けて江ノ島に行こうと思います。

サザンが好きなのでいつかサザンを聞きながら茅ヶ崎を走るというのがちょっとした憧れでした。

江ノ島を見た後は前回泊まった富士川楽座という道の駅にまた泊まって、前回は霞んでいてよく見えなかった富士山のリベンジをしようと思います。

 

早速出発して霞ヶ浦を渡り、まずはお風呂に入ります。

朝はやっぱりお風呂に入らないと何もする気になりませんからね。

お風呂から上がった後はひたすら6号線で都内へと向かいますが・・・めっちゃ混んでるんですよね。

そら世間の皆様は仕事ですもん、社畜ざまあwwwwwwwwwwwと思うけど自分も渋滞に巻き込まれてちゃ意味ないですね。

なんとか都内で迷子になりながら1号線に合流します。

 

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都内ではこのスカイツリーちらっと見た以外はひたすら迷子になってました。

いやもうね、わざわざブログで愚痴りたくもないけどもこれだけは言わしてほしい。

 

なんで道がまっすぐじゃないの?右車線から合流して5車線の道をすぐに左折とかどう考えても不可能でしょ?ってか東京大空襲でしっかり都市計画する機会があったにも関わらずなぜ道路を碁盤目状にできなかったの?大阪も京都も札幌もNYも碁盤目状ですよ?なんで都市計画だけ欧州の放射線状にしちゃったの?放射線状にするなら交差点はラウンドアバウトにするとかあったでしょ?なんでそこは見習わなかったの?大体西に向かってるのに気づいたら北に向いてるとかおかしいでしょ?道路を碁盤目にしてから首都名乗れよ?国交省無能すぎでしょ?

 

本当に、東京都内の道分かりにくすぎでしょ。

しかも交通マナーがクソ過ぎない?

大阪や名古屋とかも交通マナーは良くないけど比較するとこんな感じ。

 

大阪:「うわあキチガイみたいな運転やなあ・・・」

東京:「なんやこいつキチガイやんけ!!!!!」

 

これぐらいにキチガイとの遭遇率高い。

都内から神奈川に抜ける途中なんてエクストレイルがめちゃくちゃ煽ってきて、あわや僕の膝先10cmぐらいから抜いていこうとしましたからね。

あまりの横暴さに腹が立ったので全力で前に出てふさいでやって、乗ってるおっさんに思いっきり中指立ててやりましたよ。

 

本当に東京砂漠の闇を見た気がしました。

文字通り東京砂漠過ぎて僕のバイクの滅多に回らない冷却ファンがうなりをあげてましたからね。

 

まあそんなアクシデントに見舞われつつもなんとか都内を抜け、江ノ島に着くと・・・もう夕方ですよ。

どんなけお前迷子になってたんやと。

茨城に入ってから携帯のGPSが完全に死んでしまったので青看板を頼りに走るしかないんですよね。

仕方ない。

 

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というわけで江ノ島にようやく到着です。

ちなみに写真でスマホ見てる人の9割はポケモンGOやってますからね。

そないポケモンせんとあかんのかと。

ポケモン乱獲しすぎちゃうんかと。

 

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こんな張り紙も貼られる始末ですよ。

とか思ってる間にこの時すでに時計は16時をさしています。

俺は東京でどれだけ時間を無駄にしてたんだ・・・。

 

急いで江ノ島見ないと・・・と思ってズンズン登っていきましたが、僕小さい路地に入っていくの好きなんですよ。

ふと路地の先を見るとGigiカフェっていう看板が。

 

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せっかく江ノ島まで来て、自分が行きたいところを我慢しても仕方ないですから。

ろくに観光もしないまま路地の奥へフラフラと誘い込まれていきます。

 

江ノ島にあるアートと雑貨とカフェのお店「Gallery&Zakka Gigi」

 

店内は手前にギャラリーがあって奥が喫茶店になっていました。

先に座っていたおじさんの横の席に座ってアイスコーヒーを頼みます。

僕の注文するときのイントネーションでしょうか?

関西からですかと話しかけられて、おじさんも昔奈良に住んでいたんです、ということから1時間ぐらいずっと話してました。

 

バイクで九州に行った話しや今は青森まで行った帰りだとか、北海道に行くなら礼文島がオススメですよと教えてもらったり、函館から札幌までは峠なのでフェリーで名古屋から苫小牧までの便がいいですよとか。

おじさんはもう退職されていて、「下手にパチンコなんかに行ってお金使っちゃうよりいいんですよ」と言いながらポケモンGOをしていました。

ポケモンGOおそるべし。

 

本当に僕はおじさんウケするようで・・・イヤラシイ意味じゃなくてね。

おじさんが好きそうな感じの商売でもすれば、いや・・・毎日おじさんもちょっと。

 

その後はお客さんが増えてきたので、僕とおじさんは店を出ました。

僕は江ノ島まで来たので生しらす丼を食べに、おじさんはまたポケモンをゲットしに。

 

とりあえず軽くお土産を見て鳥居を見てから、生しらす丼があるお店に入ります。

夕方だと売り切れてるお店も多いんですよね。

 

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せっかくここまで来てしらすだけってのももったいないので鮭の親子も一緒に。

この丼だけでどれだけの魚の命が・・・と思うと業の深い食べ物ですね。

周りは観光や海水浴帰りのカップルであふれている中、男一人で食事するのもだいぶ慣れました。

いやまあつらいですけど。

 

食べ終わってから喫煙所に行くと、またおじさんがそこでタバコを吸いながらポケモンをしていたので、僕もポケモンを捕まえながら30分ほど話します。

「ここだと3箇所のポケストップに歩かずに届くんですよ」

と、なんとも若々しいやら年寄りくさいやら変わったおじさんでした。

 

僕はまだ静岡まで走らないといけないので、しばらくしておじさんと別れます。

空模様が怪しいのでカバンにかけるレインカバーとカッパを出しやすいところに用意して江ノ島を後にして茅ヶ崎を西に走ります。

 

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さらば湘南。

 

関東はどこかに腰をすえてゆっくり走りにきたいですね。

江ノ島ももっとゆっくり見たいし、横須賀・横浜も行きたいし、日光や海ほたるなんかも行ってみたいです。

で、走り始めて15分。

 

突 然 の 豪 雨 ! !

 

カッパ着る暇もないぐらいにいきなりの土砂降りです。

路肩にバイクを停めて急いでカバーをかけてカッパを着ましたが、とてもバイクで走れる雨ではないのでコンビニの軒下に避難しました。

 

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全国的に見ても僕が今いるここだけですよ雨降ってるの。

もうどんだけ雨男なんだと。

完全に追尾ミサイルみたいな精度やんけと。

一体俺がなにを悪いことしたのかと。

 

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ネコもこの雨では外に出れないもんねえ。

家のネコを思い出して、早く帰ってやらないとな・・・と思います。

 

30分ぐらいして雨が少しマシになってきたので、箱根峠へと走ります。

箱根峠は毎回旅行のたびにつらい思いをしていて。

 

一回目:雨

二回目:深夜

三回目:夜で雨

 

と回を追うごとにつらさを上げてきている気がします。

走り屋多いから荷物満載で走りたくないんだよなあ。

 

雨が完全にやんだので途中の休憩所でカッパを脱いで着替えをして、静岡の富士宮まで走ります。

静岡はバイパスが多いので走りやすいんですが、東西に距離が長いので嫌いです。

走っていて見るものも富士山以外に無いしね。

それも夜だと全く見えないし・・・。

 

なんとか道の駅富士川楽座に着きますが、ここでもポケモンGOしてる・・・。

なんかみんなウロウロしてる中でテント張るの嫌だなあと思ってしばらく待ってたんですが、なかなか帰りそうにないので諦めました。

茨城の暴走族に比べればまだマシですからね。

 

 

 

10日目 静岡~大阪

 

やはり山の方とはいえ暑くて目が覚めます。

 

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相変わらず建物の物陰にこっそりとテントを張っています。

さて、富士山は・・・

 

く も り !

 

全く見えませんでした。

何のために静岡まで・・・。

もう仕方ないので淡々とテントを片付けます。

 

バイクに積み込んだあとは道の駅のドトールで朝ごはんを食べて、お土産を買いに行きました。

急須を買ったのでお茶葉を買い、前回来たときに買ったお寿司が美味しかったのでまた買ってきてベンチでパクつきます。

 

曇り空を眺めながら帰りのルートを考えました。

富士山より西は全く何も見たいものが無かったのでそのまま高速で大阪まで帰ることにします。

しかし、この日はもうお盆・・・混むことも考えて道の広い新東名でひたすら西へ爆走します。

 

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このSAでの休憩以降、僕は全く写真を撮っていません。

本当に僕はブログなんて書く気があるんでしょうか。

100歩譲って書く気があったとしても、読んでもらおうとか雰囲気が分かるようにとかそういう配慮をする気がさっぱりありません。

しかしそれも仕方ない。

なぜなら、4台が絡む玉突き事故があり大渋滞に巻き込まれてヘロヘロだったからです。

 

よくバイクならすり抜けできるから渋滞でも大丈夫でしょと言われますが、あんな大荷物を積んで車の間を抜けるのは本当にしんどいです。

それにめちゃくちゃ渋滞しててもなぜか車線変更する車ってたまにいるじゃないですか。

あれ大して着く時間変わらないのに一定数いてすり抜けしてると危ないんですよね。

でも待ってても進まないのでするんですけど・・・。

 

途中のSAでおじさん三人と話していて、出発のタイミングが同じだったので着いていくことにします。

後ろの人がゴールドウイングというアメリカ大陸横断以外で使い道ないでしょ?みたいな大きいバイクに乗っていたのでそれの後に続きます。

あのバイクが通れるところなら僕は絶対に通れますしね。

 

なんとか渋滞を抜けて・・・静岡を抜けて愛知に入り、名古屋の港の上を走り、三重から山の中になっていき、高速を降りて名阪国道で山を越えて、奈良を一瞬で駆け抜け、ようやく大阪に入ります。

 

いつもの走り慣れた道に出て家路を急ぎます。

 

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大荷物を抱えて玄関を開けると、ミニが少しすねた顔をして出迎えてくれました。

長かったようで短かった青森のねぶた祭り旅行もこれでおしまいです。

 

 

 

総走行距離は寄り道なんかも含めてほぼ3000km。

 

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こうして見るとずいぶん走りました。

北関東のあたりはおざなりな感じですが、これで北海道以外はほとんど行ったと言ってもいいんじゃないでしょうか。

来年の夏は北海道へ行って、帰りにねぶた祭りを見てから帰ってきたいと思います。

秋田の傘燈祭りも見たいしね。

そしたら日本中を北から南までバイクで走ったんだって自慢できますもんね。

 

それまで生きてるかなあ?

 

さすがにそれから帰ってきたら仕事しようと思いますが、今のところは何もまだやりたいことがありません。

ただただ、働きたくない。

また精神を消耗していくような生活に戻りたくないです。

 

それでは、ニートの生活に戻りますか。

 

青森ねぶた祭り旅行 8日目 仙台~福島~茨城

いつもタイトルは出発地と目的地だけだったんですが、今回はあえて福島県を入れました。

この旅行のメインの目的は青森のねぶた祭りでしたが、帰りに走った福島での光景があまりにも印象的だったので。

 

 

 

石巻を出発する朝、僕とKの目覚ましの音で目を覚まします。

Kは仕事に、僕は大阪へと。

夢から覚めて現実へ帰るための電子音が部屋に響きます。

 

ちょっとかっこよく書きすぎました。

僕の目覚ましはEasy riderの主題歌のBorn to be wildです。

まだ旅は続きますからね。

 

www.youtube.com

 

いきなりネタバレですけど、よく年配の方が僕のバイクを見て「Easy riderやな!!」って言うんですよ。

あの映画の主人公ラストで二人とも撃たれて死にますからね。

まあ福島というとちょっと身構えるというか、ふざけちゃいけないみたいな雰囲気あるじゃないですか。

でもただの旅行のブログでそういうのも違うなと思うので、Born to be wildでも聞きながら見てください。

 

とりあえずKの仕事の時間があるのでパパッと用意します。

 

K「8時には僕は出るから」

俺「あっそう」

K「はよ用意して出ろってことや」

俺「じゃあKが荷物降ろしなさいよ」

 

と言いながら荷物を持ってもらってバイクまで運びます。

 

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5日間も行動をともにしたKと別れて今日からまた一人旅に戻ります。

もう5日間って言ったら家族ですらこの年になると段々鬱陶しくなってくるレベルですよ。

しかも俺が大阪に帰ってきた翌日にはKも大阪に帰ってきて、またうちに遊びに来て泊まっていきましたからね。

そないしょっちゅう会わんとあかんのかと、彼女より会っとるやないかと。

 

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この日は霞ヶ浦まで行く予定で、石巻をとりあえず出発してまずは松島へ向かいます。

途中でブルーインパルスが飾ってあったり。

 

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曇ってるなあ・・・都合のええとこだけ切り取ったろ!!みたいな写真。

僕の写真は8割方がこれです。

 

松島と言えば、行きしなに名刺をいただいた料理長のいるホテルに「機会があれば行かしてもらいます」と言ったので、ラウンジでコーヒーでも飲んでやろうという作戦に出ます。

いやね、ご飯だけでもとか言われても、貧乏旅行のライダーが懐石料理なんか食えるかいなと。

ましてやまだ朝やし

で、着いたのがこちら。

 

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あー・・・ほんまにしっかりしたホテルやんけ・・・。

もっと小汚いビジホみたいな所なら良かったのにと思ったけど、旅の恥はかき捨てなので。

 

ぼく「あいすこーひーをください!!!」

 

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もう絨毯からソファからフカフカよ。

堂々としてたら他の人には宿泊客やと思われるやろと思ったらフロントと1対1のサシバトルでしたつらい。

ここまでくればむしろ怖いものは無いと思って、ロビーから松島のパンフレットを色々もらってきてその日のルートとか考えてました。

帰りに料理長の方にお礼伝えておいて下さいってお願いしたけど、「なんか・・・変な人来てましたよ」とか言われてないかな。

 

コーヒーを飲んだ後はバイクを駐車場まで移動して松島観光しました。

 

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はい松島。

というわけで牛タン食べます。

宮城に来たのに屋台ばっかりで結局ちゃんとしたところで牛タン食べなかったな。

 

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あとお洒落な喫茶店でプリンも。

お洒落すぎて一眼で撮ってたら意識高そうに見えるからスマホで撮ろう・・・とか、そういう絶妙な駆け引きが要求されるお洒落空間でした。

つーかコーヒー飲みすぎや。

旅行先では今行かんかったらいつ行くんやと思ってフラッと入っちゃうんですが、結果として後につらいのが集中して計画性の無さにたまに苦しみます。

僕の人生みたいなもんですね。

 

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あとお茶好きなのに我が家には急須が無かったので、南部鉄器の急須を買いました。

てか南部鉄器は岩手ちゃうんかと、ここ宮城とちゃうんかと。

しかも帰ってきてまだ一回も使ってない・・・。

 

松島を観光してお土産を一通り買った後は仙台を通り抜けて福島へと。

もう暑いし車多いし暑いし暑いし・・・。

福島に近づくにつれ、段々とこういう看板が増え始めます。

 

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自分が走っている今はきれいな道まで津波が来たというのがピンと来ません。

海なんて見えないしここなんて高いほうじゃないの?と。

休憩で立ち寄った道の駅には震災で破壊された看板が展示されていました。

 

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僕はこの日この時間、某大学で改修工事をしていました。

職人さんたちとスマホを囲んで地震津波の映像を見て絶句していたのを思い出します。

でも僕自身も幼いときに阪神淡路大震災を経験しているので、同じぐらいの被害かと思っていました。

原発事故が分かるまでは。

 

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この電光掲示板は地震のために通行できないのではありません。

原発事故のせいで通れなくなっています。

行けるところまで行こうと思って、そのまま南へと下っていきます。

 

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海側は本当に何もありません。

もう震災から5年も経つのに、一面どこを見ても更地です。

工事はしていますが、ここに人が住むことはもう無いのでしょう。

Kの話しでは住宅の供給が進んでも住民が帰ってこないので、供給過多になっているところもあると言っていました。

 

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奇跡の一本松とは別の樹だけど、一本だけ生き残ってるのがここにも。

 

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仮説住宅が建っていますがその近くでは線量計があり、大きな仮囲いの中には黒い袋に入れられたナニカが山のように詰まれていました。

 

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浪江町に入りました。

僕が走れるところまであと少しです。

 

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この先は帰還困難区域ということで、車以外は通行できません。

車も窓を開けず、走るだけで降りることもできません。

つまり生身のままでは立ち入ることが出来ないということです。

というか降りなくても車のボディやタイヤに、汚染された土やらがつくのではと思ったけど。

 

そもそも帰宅困難だなんて詭弁もいいところで、こんなの帰還不可能じゃないか。

たとえ除染が進んだとしても、ホットスポットを完全に無くすことはローラー作戦でもしなければほぼ不可能な気がしますし、いくら生まれ育った家がそこにあってもそこでまた元の生活なんて取り戻せるわけがありません。

宮城からここまで津波被害にあった場所も見てきましたが、今は元気に復興しつつあります。

ですがここは違います。

 

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ここが一般人が生身で入っていける限界でした。

警備の人には通行不可って散々書いてあるのに迷惑かけて申し訳ないけど・・・。

 

原発については僕らが生きていくための電力問題があって、原子力が無くても日本の電力が大丈夫なのかとか、火力だけでは現在はフル稼働なのでギリギリだとか、自然エネルギーの比率を増やすべきだとか。

色々と意見はあるのだろうけど、正直どれも僕にはピンとこないというか・・・どれも数多くある問題の一面であって自分の意見ではなくて。

 

僕としては原発によってツーリングや、キャンプや、観光が出来ない場所をこれ以上作らないでほしいと思う。

ここに住んでもおらず、今まで来たことも無かった僕が変に理屈を振り回すよりは、これが身の丈に応じた正直な気持ちというところです。

 

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引き返してきて、帰宅困難区域ギリギリにあるローソンで休憩しました。

客層を見ている限りでは復興で来ている職人さんばかりで、地元の方らしき人はほとんど見かけませんでした。

 

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ローソン店内でも線量を示す画面が設置されていました。

原発事故の、ここは最前線なんだと感じます。

 

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画面の方に行くと、裏にはメッセージがたくさん書かれていました。

人間の強さとか、優しさとかそういうのを見たような気がします。

「除染大好き。」はちょっと意味わかんねえけど。

 

早く復興してほしいけど、どれだけ復興しても僕らが死ぬまで・・・人間が今後何十年、何百年と立ち入れない地域ができてしまったということに怒りと悲しみしかありません。

 

これから先は一般道が走れないので、茨城までは高速道路で行くことになります。

高速手前でガソリンを入れて、高速道路で南へ下ります。

高速道路の路肩にも線量計が設置されており、帰宅困難区域内では見間違いでなければ3.9μSv/hと書かれていたところもありました。

普通にバイクでTシャツで走ってたけど大丈夫なんかなあ・・・。

 

高速の下、僕らが立ち入ることのできない土地を目に焼き付けます。

汚染土が入った袋が積み上げられ、黒いピラミッドがあちこちにできています。

畑があったところでは牛がそのまま何頭か歩いています。

確かに人間の生活していた痕跡があるのに、人は全くいません。

二度と使われることのない家屋が夕日に照らされて輝いていました。

 

 

 

高速を走ること3時間ほど。

ようやく茨城に着いたのは8時過ぎでした。

 

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やべえ・・・茨城何もねえ・・・。

 

ハァ~

街灯ねえ

看板ねえ

車もそれほど走ってねえ

 

コンビニねえ

なにもねえ

暴走族だけぐーるぐる

 

霞ヶ浦の道の駅に行こうとしたんだけど、本当にこれなんですよ。

遠くから族のコール音だけは響いてくるんだけど周りは見渡すかぎり真っ暗。

上の写真もコンビニの駐車場であれですからね。

 

自衛隊百里航空基地とかもあって、しかもこのタイミングで携帯のGPSも壊れ・・・。

迷子になって泣きそうになりながら霞ヶ浦の道の駅に向かいました。

 

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霞ヶ浦が月明かりに照らされてきれいでしたよ。

道の駅に着いてこの写真を撮っているとき、実はかなり不安で泊まるかどうか悩んでいました。

というのも、道の駅にまずめっちゃ人が多いんですよ。

ポケモンGOやりにきてるカップルはいるし、堤防で花火してる家族はいるし、しかも霞ヶ浦を渡る橋には30分おきぐらいで暴走族が通るんですよ。

 

確かに大阪も治安が悪いところはありますが、関東の茨城なんてのは完全にアウェーです。

しかも大阪とは暴走族の数が違いすぎます。

もしテントで寝てて寝込みを襲われてバイクや装備を壊されたら・・・と思うと不安で不安で・・・。

そこで僕は「いやあ月がきれいなんで写真撮りにきてるだけなんすよ」みたいな雰囲気を出しつつどうしようか悩んでいたわけです。

 

しかし時間的にも体力的にもこれ以上の移動はつらい。

高速を降りてから霞ヶ浦まで散々迷子になった僕は、これ以上夜の茨城を走りたくない。

ええいままよ!!と諦めてテントを張ります。

道の駅に到着後4時間が経った頃のことであった。

 

不安に包まれながら寝た茨城の夜でした。

 

 

 

9日目は東京砂漠を壊れたGPSに翻弄され、江ノ島でもつらい目に遭い、なんとか静岡まで走ります。