東京行ってきましたが観光成分は皆無です。
こんばんは、帰ってきてからまだ現実に馴染めていないミニです。
旅の非日常からいつものつまらない毎日に帰ってくると、どうしても感情の起伏が大きくなってしまって良くないです。
4月27日~5月2日まで東京に行ってました。
前の記事で書いたバルカンミーティングなるものに参加するためです。
今回も旅行の紹介というよりは備忘録的な意味合いが強いので、見てもなんの参考にもなりませんけど。
本当に何も観光とかしてないので一つの記事にまとまっちゃうレベルです。
4月27日 大阪~静岡県岡崎
この日は朝から起きてオイル交換をして近所のコーナンにテントの下に敷くシートと、ペグを打つためのハンマーを買いに行きました。
お前本当にブログとか書く気あんのかってぐらいに写真なんて撮ってないです。
で、まあなんやかんやして準備を済ましたのがこちらです。
奥のブロックとか濡れてますよね。
また雨ですよ。
仕方ないのでふて寝して20時頃にようやく出発します。
本当ならお昼には出発したかったんだけどね・・・。
名阪国道を通ってひたすら下道でチマチマと進みます。
途中伊賀で休憩するつもりが暗いのと雨で降り口を見逃してしまい、何度もくじけそうになりました。
休憩しては雨雲レーダーを見てどこまでに何時ぐらいから走れば雨がマシか、雨雲と追いつ追われつしながら走りました。
本当は浜松あたりまでは行きたかったけど、午前3時に体力の限界。
藤川宿という静岡の岡崎にある道の駅の片隅で、さくっとテントを立てて倒れこむように寝袋にくるまりました。
4月28日 静岡 岡崎~伊豆
翌朝、心地よい朝日と鳥のさえずりに目を覚まします。
うそです。
寒いし、風強いし、雨だし、幹線道路沿いなんでトラックがうるさいし・・・。
ほとんど寝れないままに空が白み始めたので朝6時頃にテントから出ます。
Twitterでも書きましたが、原則として道の駅はテント泊はダメです。
数多くの旅人たち曰く、許可を取れば大丈夫とか、遅くに設営してオープン前に撤収すればセーフという話を見聞きしていたので、僕は後者をとりました。
道の駅で車中泊してる人もいっぱいいるので大丈夫だろうと。
テントを片付けてバイクに積み込んで、どのルートで行こうかなあと看板の地図を見てるとトラックのおっちゃんが話しかけてきました。
道を教えてもらって、この辺は早く出発しないと通勤で混むよーと言いながら
「焼津のほうはマグロが美味しくて・・・」
「なんてバイク乗ってんの?バルカン?へえー・・・」
「俺もバイク乗っててハーレーなんだけど・・・」
「イベントいいよねえ、この前東京のイベントで・・・」
「仕事が今日が最後ですごい忙しくて大変なんだよね・・・」
はい、見事に渋滞に引っかかったよね。
まあ急ぐ行程ではないし、話してて楽しいからいいんだけどね。
渋滞の中を荷物積んだバイクで走るのもしんどいので、まずは朝ごはんでマクドへ。
また先人の旅人たちが充電に困ったらマクドのカウンターへと言っていたので、朝マックを食べながらボーっと携帯の充電をします。
30分ほどゆっくりして9時になったのでマクドを出て約1分。
スーパー銭湯を見つけたのでオープン待ちのおじさまたちと並んでお風呂に入ります。
スーパー銭湯ってめっちゃいいよね。
うたた寝スペースとかあって、うっかり寝て起きたらもう14時ですよ。
ああ・・・やばい・・・と思いながらも少し元気になったので1号線をそのまま東に進みます。
浜名湖の南の、本来であればここで泊まるつもりだった潮見坂という道の駅で休憩します。
まあ結果的にはテント張れるところ無さそうだったんで早めに泊まってよかったけど。
大阪では見かけないおにぎりがあったのでお昼ご飯に食べます。
まあ美味しいけど値段ほどではない・・・。
で、この日も22時頃までひたすら走ります。
というか本当は富士あたりで泊まっても良かったんですよ、ただ伊豆なら東京の友達が来れるって言うから行ったんだけど。
雨が止まないから行けないということで、また仕方なく一人で伊豆のへそという道の駅へ・・・。
そしてこの時、一人の男が大阪で動き出していた・・・。
4月29日 伊豆~荒川 河川敷(どこ・・・?)
何度も言いますが、道の駅はテントは原則禁止です。
この伊豆のへそという道の駅は動植物園が併設されてまして、カピバラやオウムなんかの可愛い動物たちとも触れ合える素敵な施設なんですよ。
でもですね、僕が前の日に着いたときには
「アオオオオオオ・・・アウアウアアオオオオオオ!!!!」
ってずっと大型肉食獣のような声で”ナニカ”が吼えてるんですよ。
ぐるっと駐車場見て回ろうと思ったらあまりの鳴き声に思わずエンストしましたからね。
めっちゃ怖い道の駅でした。
で、昨晩から動き始めたタフガイですが・・・なんとぶっ通しで高速を走ってきてもうすぐ沼津に着くと・・・。
しかも東京からも一人こっちに向かってるということで、小雨に濡れたテントを片付けて沼津へと走ります。
手前の黒いバイクが自分で、真ん中が東京から迎えに来てくれたゲンちゃん、奥が大阪からリュック一つで夜通し走って参戦したカッキーです。
気持ちのいい快晴のなか集まった・・・みたいな写真ですが、これはしばらく走って箱根峠を抜けて満身創痍になってる時の写真です。
何があったかというと、まず沼津インター近くのセブイレに集合して1時間ほど曇り空と小雨が降るなかしゃべります。
とくに僕とゲンちゃんは初対面だったので。
しばらくして行こうか・・・となってバイパスを走ること数分、雨が・・・。
しかしこの日はもう晴れの予報だったので、途中でカッパを着ても
「どうせカッパ着たら止むんやろなあ」
と言いながら走る・・・走る・・・やまない・・・。
そのまま箱根峠へ・・・やまない・・・タイヤがすべる・・・やまない・・・。
雨雲を調べると・・・ついてくる・・・逃げる・・・ついてくる・・・。
で、ようやく雨雲から逃げ切ったのが上の写真です。
本当は僕と昨日伊豆で合流するはずだった友達はまだ寝てるようなので、当初集合した時に行こうと言っていた江ノ島は諦めました。
一人は道の駅でゲリラキャンプを連泊し、一人は寝ずに夜通し東京まで走ってきてるので体力的に限界だったんで、ゲンちゃんの実家にお邪魔してお風呂を借りてすこし昼寝しました。
16時頃に起きてキャンプ場の近くのスーパーへ買出しのために出発します。
スーパーに4台集合して、買出しをして、近くの居酒屋でお酒を飲まずにご飯を食べるという暴挙を経て、22時頃にキャンプ場へ着いたのですが・・・。
全く写真撮ってない!!
次の写真がすでにこれ。
アヒージョをつまみながら飲んですでに出来上がってしまってます。
なんとカッキーは寝袋もテントも持たずに来たのに、ナイフとナタは仕事が林業(でも事務)なんで持ってるという謎っぷり。
しかも他に持ってるものはSM用のロープとギャグ(口につけるやつね)とピンクローターという男の中の男、いや・・・漢。
僕のテントが少し広いのでカッキーの寝床もセットして眠りにつき・・・ません。
あとからスーパーで合流したゆーたん(写真左)と意気投合して、まさかの朝まで飲み倒しました。
初対面でしたが仕事やプライベート、僕の病気のことなんかも・・・二人で寒いなかライダースにくるまりながらしゃべりました。
4月30日 荒川~山の中のキャンプ場(もはや完全にどこにいたのか不明)
朝の5時までゆーたんとしゃべりこみ、その後ヤマハのワイルドスターでキャンプに来てる人を見つけたので話しに行きます。
1時間ほど話してからゆーたんにバイクのチェーン調整をしてもらって、少し寝ました・・・ゆーたんは。
僕はそのまま朝食を手伝って片付けをしてました。
おかげで朝から暑かったのもあり汗をかいてすっかりアルコールも抜けていきました。
でも多分法的にはアウトかも知れないけど・・・。
この日泊まる予定のキャンプ場は予約ができない所だったので、カッキーに先に走ってもらって場所取りをしてもらいました。
彼は自分のバイクが壊れていてサブのエリミネーター250で来ていて、めちゃくちゃ速いんですよあれ。
無事に場所をとれたという報告とともにSM用のロープでスペースを確保している写真が届いたので、みんなで片づけをしてキャンプ場からキャンプ場へ移動します。
周りの家族連れからの視線が痛いから早く来てくれ・・・とカッキーからの悲痛な言葉に笑いながら僕らも到着してテントを設営しました。
無事にみんな設営が終わったところで、カッキーのバイクから異臭が・・・。
なんとガソリンが漏れてました。
みんなであーだこーだとエンジン周りをいじってますが、僕は機械に弱いのでひたすら写真を撮ってました。
緑に囲まれた木陰でとてもいいキャンプ場でした。
まあ、後からお値段聞いてちょっと自分なら泊まらないなってぐらい高かったけど・・・。
その後はみんな少し疲れたので仮眠をしようということになり・・・まあこういうおバカなこととかしてました。
みんな大好きホモォ・・・。
すましてバイクの上で寝る自分。
本当は起きたら近くの温泉に行くつもりだったんですが、僕は寝てなかったので寝過ごしてしまって・・・起きたらみんな温泉と買出しから帰ってきた後でした。
起こしてくれたらしいけど全く記憶に無い・・・。
起きた時にはもうBBQするぞ!と言われたのでノソノソとテントから出て用意します。
お腹がいっぱいになった後はまたテントの方に戻って焚き火をしながら色々と話しました。
この日もゆーたんと少し遅くまで色々話しながら、散歩とか近くのアムウェイ?っぽいグループがキャンプしてるところにいる女の子を見たりして1時頃に寝ました。
5月1日 バルカンミーティング
ここまで3756字書いて、ようやくメインイベントです。
果たして僕のキャンプの日記をここまで読みたい人なんていないだろうという気持ちが9割方ですが、細かいところは結構後になると忘れてるので書きます。
もう一度確認しますが、あくまで備忘録なので・・・。
朝の8時頃に起きてみんなでテントを撤収します。
10時に近くのファミマで他の東京勢や、僕らとは別に大阪から来る人と待ち合わせします。
僕らが乗ってるバイクは珍しいので、5台集まるだけでも滅多にないことで楽しいです。
一人で走るのも楽しいけど、みんなで走るのも楽しくていいですね。
僕はほぼ全員と初対面で同じバイクに乗ってる以外には何の共通点も無いですが、みんなで楽しくツーリングをして本当にバイクの持つ素晴らしさを感じずにはいられません。
会場に着いて・・・。
みんなから「戦車」と呼ばれているバイクや・・・。
怖すぎて子供が泣きだしたことがあるというナイトライダー(でもヘルメットの中はすごい良い人)などなど・・・個性的なバイクや人がいっぱいでした。
その後は一応バーニングカスタムという雑誌が主催のイベントなので一台ずつ撮影をしてもらいました。
その後もみんなでバイク談義に花を咲かせ・・・てたんですが、協調性の無さで意気投合した僕とゆーたんはしれっと店内で休憩。
いやね、外めっちゃ暑かったのよ。
この日は朝からまだ何も食べてなくて、しかも店内にはドリンクバー。
イベントとして協力してもらってるお店にはお金使わないとね、と言い訳をして涼しい店内からバイクや数人いた女の子を見ながらあれこれ。
最後はバルカンの中でも珍しいドリフターがせっかく集まったので写真を撮ろうということになりみんなで並べて撮影会をしました。
バルカンが全部で70台ほど、ドリフターは14台集まり過去最高の台数でした。
恐らく今後ドリフターがこれだけ並ぶことは無いんじゃないでしょうか。
珍しくて個性的なバイクなので、みんなカスタムもそれぞれで見ていてとても楽しかったです。
イベントが終わり、みんなと走りながら一台また一台とそれぞれの帰路につき、僕も途中で休憩した後は離れて西へと向けて走りました。
この時すでに18時。
僕は2日中には大阪に帰らないといけませんでした。
さらに僕は一度も富士山を見たことがなくて、行きは夜で雨だったのでどうしても帰りは富士山を見たくて、少し無謀な計画を立てました。
九州の時も同じように苦しんだのに、また長距離走ることにしました。
日の落ちた見慣れぬ大都会を走り、横目にうっすらと見えるスカイツリーと夜景を見て東京を抜けます。
箱根峠では後ろからバリバリバリ!!!!という音を響かせる走り屋に煽られ、最後はフラフラになりながら夜中の1時頃に、なんとか富士川楽座という道の駅に着きました。
またも道の駅の片隅でテントを張った僕は崩れるように眠りに落ち・・・るわけないですよね。
出発する前から分かってたことですが、日の出とともに寝て日没とともに起きる生活をしていた僕が、キャンプをしたからといって突然夜に寝れるわけないんですよ。
寝なきゃ・・・寝なきゃ・・・と思いながらなんとか浅い眠りにつきました。
5月2日 富士~大阪
朝は8時頃に起きました。
道の駅は"原則"テント泊はダメということで頑張って6時頃に撤収するようにしていましたが、かなり疲れていたのと離れたところにテントを張ったこともあり甘えて遅くまで寝てしまいました。
そしてテントから出て初めて見た富士山。
全然見えない・・・。
少しがっかりすると同時に富士山リベンジを誓いました。
がっかりするとお腹がすいてきたので、テントを撤収してからご飯を買いに行きました。
よく考えると前の日はハンバーガーしか口にしなかったので。
めっちゃボケてますがご当地の桃のアイスを食べ・・・。
またボケてますが地鶏の焼き鳥を食べて・・・。
フェイスブックで見かけたことがある死神バイクと呼ばれてるバイクを見て。
静岡は意外と海鮮が美味しいと初日に会ったトラック運転手の人に聞いていたのでマグロのお寿司と海鮮丼を食べました。
今まで観光とか、ご当地のものとか全く何も無かったので発散しまくりましたね。
ベンチでうっすら見える富士山を眺めながらお寿司を食べていると、近くに停まっていたバイクに乗った人が話してきました。
その人は地元の人でよく山のほうに走りに行くそうですが、去年にこけてガードレールとエンジンに足が挟まり、大火傷をしてようやくまたバイクに乗れるようになったとの
ことでした。
治療の話しなんかを聞いて、事故ってケガしないように気をつけて帰ろう・・・と。
この日も結構な距離を走りました。
15時ぐらいに名古屋に入ったところで、以前に少し触れた仙台のほうへ転勤になった友達と鳥取の方へキャンプに行っていた友達がうちで待っていると・・・。
下道で帰るつもりでしたが伊勢湾岸自動車道・東名自動車道・名阪国道・西名阪道路・近畿道と高速を使いながら大阪に17時ぐらいに着きました。
家に着くとちょうど友達二人が出てきて、まさかの僕を待たずに先に飲みに行こうとしていました・・・。
荷物をおろすとそのまま三人で居酒屋へと向かい、美味しいビールと土産話で盛り上がりました。
これで東京は終わりです、何も東京らしいことしてないですね。
今回はテントを買って初めてバイクでツーリングでした。
子供のころから両親がよくキャンプには連れて行ってくれたのでキャンプは慣れてましたが、バイクでキャンプをするとまた違った楽しさがあってまたキャンプに行きたくて仕方なくなります。
なにより宿泊費が安くなり、この記事何度目かの"原則禁止"の道の駅キャンプであればほぼ無料なので、これからもう少し道具を増やして夏から秋にかけてあちこちキャンプに行こうと思います。
ただ今のような生活ができるのも後1年程度で、その後の身の振り方を真剣に考えないといけません。
相変わらず働きたくない気持ちと、感情や体調の波が大きく、正直この記事を昨日書いていた時も写真を見てるとどうにも悲しいやらなんだか分かりませんが、涙があふれてきて気持ちのコントロールができない時があったりします。
果たしてこんな僕が手当てが終わった後に全うに生きていくことができるのか、それとも社会のお荷物としてまだ生きているのか、はたまたどこかで野たれ死んでいるのか分かりませんけど、どちらにせよ刻一刻と僕のタイムリミットは少しずつ刻まれていってるので考えて行動しないといけません。
生きていく答えがどこにあるのか、どういう答えが見つかるのか、見つかればいいですけど・・・。